テクニカルイラストレーションとは?

このサイトを訪れる多くの方々は、多分既にテクニカルイラストレーション(以後TIと略)に何らかの関係を持っている人が多いのではないだろうか?
しかし、ここでは普段TIに馴染みのない方々に大まかではあるがTIについて説明してみようと思う。
 
TIとは日常身のまわりにあふれかえる工業製品などを、誰にでもわかりやすく理解できるよう、立体的に表現したイラストのことをいいます。
その方法としては、厳密に投影理論に基づき描き起こしたり、現物からスケッチや写真撮影後トレースをしたりと、その対象によりケースバイケースですが、工業立国である日本ではTIの需要はとても大きいといえるでしょう。
例えば、ビデオカメラや自動車を買ったときに付いてくる取扱説明書や、それらの製品が故障し、修理を必要とした場合に用いられる、修理書やパーツカタログなどにTIは多用されています。
 
では、なぜ写真を載せるのではなく、イラストを用いるのか?
写真を使えば、綺麗で制作日数もかからず、スムーズに出来上がりそうですよね。でも実際に、取扱説明書などは製品に同梱される関係上、イラスト作成時には製品が未だ開発途中で最終製品が存在せず、試作品や図面からを描き起こすことも日常なのです。また修理書のように複雑で細かなイラストを描かなければならない場合では、イラストのもつ良い意味でのあいまいさが必要となる事が多く、とても重宝します。
 
以上簡単に紹介しましたTIは、難しいことを覚えずとも簡単なものは、コツを掴めばわりとどなたでも描くことができるでしょう。
 
パーツ
 カタログ 
取扱説明書
建築パース
(鳥瞰図)
完成予想図
(外観図)
回 路 図

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